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成長するWebデザイナーと成長しないWebデザイナー

その他2011年12月16日

私はWeb業界では比較的制作スタッフの多い会社に所属しておりますが、非常に意識レベルの高いWebデザイナー・コーダーの方が多く、みなさん若いため(私もですが)非常にスキルアップのスピードもとても速いです。

しかし、2~3年ほどすると、そのスキルに徐々に差が出てきます。もちろん個人差があると言ってしまえばそれまでですが、成長が早い人はそのための努力を怠っていないからです。

そこで、成長するWebデザイナーと成長しないWebデザイナーの違いをまとめてみました。

盗み癖があるかないか

デザインにしろコーディングにしろ、よいものをたくさん見て、それを自分のものにしていこうとする姿勢はこの業界ではとても大事なことです。私は最近ではデザインというよりもCSS設計・HTML設計の機会が多いのですが、社内で評判のいいCSS設計をよく参考にします。
一体どういう指針で設計したのか?想像しながらコードと向き合い、答えを探ります。時には直接質問することもあります。
成長が遅い人は、あまりこういったことはせず、ただ漠然とコーディングしている人が多いのではないでしょうか。

新しいことにチャレンジするかしないか

Web業界は非常に技術の進歩が早く、意欲の高い人でもついていくのが大変な業界です。そんな状況で新しいことに挑戦する意欲がなければ、言い過ぎかもしれませんがとてもこの仕事を長く続けるのは難しいでしょう。CSS3、HTML5、スマートフォン、jQuery等々...新しい技術の登場はとどまるところを知りません。第一線で活躍されている方は、これらの知識の習得に非常に貪欲です。逆にこの意欲が乏しい方は、取り残されていく可能性が高くなってしまうでしょう。

上司やクライアントへの提案をするかしないか

特にデザインに言えることかと思いますが、気づかないうちに、クライアントの要望を忠実に再現している「オペレーター」になっていませんでしょうか?
もちろんクライアントの求める要望を実際に形にするのが私たちの仕事です。しかし、本当にそのデザイン・色・形でよいのか、しっかりと意見を伝えるのはとても大切なことです。その過程を踏むことで、自分もデザインの意図を再確認しながら説明することになりますし、デザインに説得力が出てきます。また、説明・提案を行うことで気づく点も多々あるはずです。
ただ言われているままにデザインするだけでは、「デザイナー」ではなく「オペレーター」です。この違いは大きく、提案や意見することを心がけているだけでも、制作者として成長できるのではないでしょうか。

勉強癖があるかないか

一日の中で、いつでもどこでもいいので、情報収集や勉強の癖をつけておくことは非常に大事です。
ただ漠然と日々の仕事をこなすだけでももちろん成長はします。しかし、一日5~10分でも勉強している人は、もっと早いスピードで成長していきます。この習慣がある人とない人の違いは非常に大きいです。仕事だけでは習得できないスキルも多く、制作のテクニックを日々自分の時間で習得することは非常に大事です。その勉強が必ず日々の仕事に生きてきます。「もっとこういうデザインにしたほうがいいんじゃないか?」「あ、この前覚えたテクニック、この案件で使えるかも」といったシーンが必ず出てきます。

まとめ

どんな仕事でもそうかもしれませんが、成長を求めていれば必ず仕事が充実します。いい仕事ができればクライアントにも喜んでもらえますし、何より仕事に対する達成感が格段に異なってきます。特に私たちの仕事は「見てもらう」「使ってもらう」ものを作る仕事なので、ユーザーに気持ち良くサイトを使ってもらえるよう、常にいいサイトを作ろうという心掛けは大事です。日々の仕事を充実させるためにも、常に成長意欲を忘れずにしていきたいものですね。

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