Webデザインをすることはそこまで特別なことではない
独学のススメ2008年4月27日
Webデザイナーであれば、「もっと使いやすく、もっとカッコいいWebサイトを作りたい!」
と思うのは至極当然のことです。ところが、「本当に自分のこのデザインはカッコいいのだろうか?」
「クライアントの要望を満たせているのか?」といった疑問を持つことも少なくないと思います。
または今の自分のデザインのやり方があっているのかどうか、この先このやり方で大丈夫なのだろうか...と思う方もいらっしゃると思います。
少なからず私もそういった思いを抱くことがしばしばあります。
ある程度いっぱしの仕事がある会社でできるようになり、クライアントとの打ち合わせ等もこなれてきたというのに、不安を抱いてしまうのはなぜでしょうか。
実は私は、デザインの学校を出ていません。サイトのタイトルのとおり、独学でWebデザイナーになりました。
もちろんデザイン書籍を読みあさることで知識は蓄積しましたが、所詮業務レベルには及びません。マシなデザインができるようになったのは入社してから1年ほど経った頃でしょうか。
独学の時期は、むしろCSSの設計・マークアップの習得を軸に、デザインの基本(グリッドレイアウトや色相など)を上乗せしていきました。
どちらかというと私はエンジニアよりのWebデザイナーなので、本格的にデザインを武器にしている人には及びません。
なので、自分のデザインに満足したことは一度もありません。ただ、技術的な知識が多少優れているほうなので、そっちでカバーしている感じです。
それでも、やはりもう少しデザイン性の高いサイトづくりをしたいものです。
豊富な予算と時間のある案件があればもっと注力するのは簡単ですが、そう上手くはいかない場合がほとんどでしょう。ではどうすれば良いのでしょうか?
1.他のデザイナー・ディレクターから評価を受けること
これが一番手軽で問題点を見つけやすい方法ではないでしょうか。
やはり第3者の評価というのは不可欠です。
サイトの第一印象が一番重要なのは言うまでも無いと思いますが、せっかく同じ制作者が周りにたくさんいれば、聞かない手はないと思います。
2.デザインに対する認識
実はWebサイトのデザインというものは、「サイトの機能」が根底にあり、「機能を前提とした」デザインをすることになります。
つまりどういうことかというと、見栄えを向上させるテクニックよりもむしろ、システムなどの技術に関する知識量のほうが、実は良いデザインをするためには重要であるということです。
「私はデザイン力のあまりないWebデザイナー」と前述しましたが、デザインのロジックをしっかりと組み立て、システムに関しても理解していることで、ディレクター・クライアントにしっかりとした説明をしています。
なので、手前味噌ですが、最も社内でトラブルの少ないデザイナーだったりします。
「システムのことは分かるがデザインの方はちょっと」という考え方よりも、「システムが分かるからデザインが分かる」というように認識を変えられれば、表現の幅は一気に広がります。
3.サイトの機能・目的の絞込みを入念に
Webサイトを作るにあたって、必要な機能の絞り込みは欠かせません。
これはクライアントと十分な意思疎通を図ってこそ可能であり、ここがしっかりしていればしているほど、PCに向かう時間よりも、むしろ打ち合わせなどに時間を割く姿勢が、おのずと作るべきサイトのデザインというものが見えてくるのではないでしょうか。
デザインというものは「これだ!」という答えがないので、難しいものですが、常に上記の3つを意識することで、「はずさないデザイン」というものができるようになる思います。
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